いげ日記

外出の記録その他

やっぱり非正規雇用妻でいく

次の仕事でずいぶん悩み、結局フルタイムのバイトをすることに決めた。

正社員の選考もいくつか進んでいたし中には内定が出そうなところもあるのだが、ちょっと前までグズグズ心配していたことが急にどうでもよくなったのだ。

 

いろんな友達から話を聞いた影響が大きい。

1年間の無職期間を経て最近再就職した友達は、空白の1年間がどんなに充実していたかを教えてくれた。私が就職先を探していることを話したところ、「もっとゆっくりすればいいのにもったいない」と何回も言っていた。

また子持ち専業主婦の友達は、接客業だったためつわりで周りに迷惑をかけてしまうのを懸念して妊娠後すぐに退職した。「出産手当とか無理してもらわなくてもなんとかなるよ」と言っていたのでやりくり次第なのだろう。

それにまた別の友達は、子どもが2人いるのに旦那が鬱ですぐ仕事を辞めるので働きながら子育てをしているうえ、旦那のギャンブル依存ですっかり参っているという。

そういう話を総合して考えたら、旦那も一応ちゃんと働いてるわけだしせっかくの出産育児までのインターバルなのだから、収入や福利厚生にばかりとらわれずにやりたいことをやる余裕を残して働きたいと思い、内定を受けることにした。

本当に子どもが生まれるのかはわからないけどそこは気にしない。

10/4 美瑛①

特急の時間に合わせて早起きをした。チェックアウトのためにホテルのロビーへ降りると、波浪警報が出ているため利尻・礼文行きのフェリーが終日欠航と書いてあるのが見えた。天気が悪いとはいえ、昨日のうちに行って帰ってこられただけでもラッキーだったなと思った。たしかにホテルを出て稚内駅まで行くだけでも風が強くて歩くのが大変だった。

自動改札じゃない駅は久しぶりである。7:00発の「スーパー宗谷」に乗り、取っておいた指定席に座った。発車からほどなくして強風による停止が続き、さらに鹿との接触もあり電車がなかなか進まなくなった。東京の電車なら5分の遅れもイライラしてしまうところだが、今日は別に気にならない。旭川でのバスの乗り継ぎにさえ間に合えば良かった。

気にしても仕方ないので、セイコーマートで購入したパンを朝ごはん代わりに食べたあとしばらく眠った。途中でトイレに行きたくなったが、潔癖気味の私には車内のトイレは誰かが少し汚していた上にその年季の入りようも手伝ってちょっと使う気になれず、我慢した。

 

旭川が近くなると、周りの景色もさびしい感じから北海道感あふれる広い黄色の田園風景に変わってきた。旭川に10:39着のはずだったのが、遅れの影響で11:05に着いた。

大急ぎで駅のトイレに寄り(新しくてきれい)、旭川駅前から出ている11:20発の青い池行きのバスに乗ろうとしたが、広いロータリーの中に停留所がなかなか見つからない。案内の地図をよく見てみたところ駅からまあまあ離れたビルの前にあることがわかった。しかしすでに11:15を過ぎている。荷物があるから走りたくないし、走って間に合うかどうかもあやしい。潔くあきらめた。

バスは美瑛駅から乗ることにして、富良野線に乗るべくイオンの中を通って駅へ戻った。普段東京に住んでいるくせに、2日間も最果ての地にいただけで旭川の都会ぶりにソワソワしてしまった。調べたところ駅舎の新設やイオンの開業は再開発事業の一環らしい。旭川駅は初めて来た(動物園なら少し前に行った)が三浦綾子の「氷点」のイメージが強かったので、都会とは聞いていたもののもっと殺風景な街を想像していた。

 

11:33発の富良野線に乗り、12:07には美瑛に着いた。12:11発の青い池のバスを絶対逃すまいと夢中だったためにバス停の場所を確認しないまま駅の外へ飛び出してしまい、案の定分からなくて駅舎に戻るという無駄足を踏んだ。確認してバス停へ走ったが、あと横断歩道を渡れば乗れるというところでバスは私を置いて発車した。

 

寒いし風が強く、雨も降ったりやんだりする。急に目的を失い何をしていいかわからなくなったので、ひとまずどこかお店に入って座りたくなり、駅の目の前にある「戀や」という食堂に入った。600円のポークカレーを注文し、これからどうするかゆっくり調べながら食べようと思ったのだが、店が混んできて並んで待つ人も出始めたので落ち着かず、カレーも全部食べきれないまま店を出た。

仕切りなおしてゆっくりしようと思い、ネットで見つけた名前からして良さそうな喫茶店「北工房」へ向かった。

つづきは次回

5年あれば

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾「5年後の自分へ」
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/hatenablog-5th-anniversary

大学に入学して卒業してもおつりがくるし、小学5年生が高校生になるし、生まれた子が着替えや食事など自分でできるようになる。

 

それに比べて直近5年の私はほとんど進歩してない。社会に出て5年以上経つというのに、仕事のしかたを覚えたくらいで他に何もしてない。

これから5年後にどうなるかなあと考えた。5年もあれば何か難しい資格を取るとか、新しい趣味に手を付けて極めるとか、子どもを産んで育児を始めるとか、いろいろできるだろうけど、自分としてはあんまりすごく魅力には感じなくて、メインであってほしくない。

それより好きな本をぱらぱら読んで、ときどき余所の土地に憧れて出かけてあるっては日記を書く、みたいな体験をいっぱいしたくて、だけどそれだと今よりちょっと贅沢してるだけだし全然誰にもほめられないしなにより一銭の稼ぎにもならない。

 

先のことを考えようとすると、なんか変わってなきゃとか、今より良くならなきゃとか、そういう暗黙のプレッシャーを勝手に感じがちだけど、むしろ成人するまでの成長スピードが異常だっただけかもしれない。

20歳も過ぎれば姿かたちは大概変わらないしもっと経てばどんどん老いていくだけだ。脳みそも老いるから能力も老いる。

 

それでも経験値はそれなりにたまるはずだ。時間が経つっていうことは多くの場合経験値が増えるということだ(監禁されて長年何も見聞きしてないとかいう場合は別として)。

だからその経験の結果として何かを成し遂げたり変化したりする人はすればいいし、そうじゃなかったときも別に自分ダメだわみたいな感じでガッカリすることもなくて、とりあえず喜怒哀楽古今東西老若男女縦横無尽でOKなのかもしれない。

 

だから5年後の自分に何か言うとしたら、

「なんか楽しいことあった?」

とかそんなところですかね。

よくわかんなかった。おわり。

10/3 礼文④

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前回のつづき。

母に確認したところ、母がGoogleマップストリートビューで見て喜んでいたのはさっき通ったところだった。小学校から下りてきたときに地元のおじさんが挨拶してくれたあたりだ。

「ちどり」の裏側の通りにスーパーとコンビニの中間のようなお店があり、そこから西へ延びる坂の両側が民家になっている。その中に「丸谷商店」「うのず製菓」などと名前の入った建物があった。これが母が懐かしんでいたお店らしい。LINEで母にビデオ通話をかけた。

坂の景色にカメラを向けてうろうろ歩き、母に見せてあげた。とても喜んだ。私のひいばあちゃんが住んでいたという家も教えてもらった。来てよかった。ことごとく人の気配がなく島の過疎化を感じてしまい、悲しくなったがそれは仕方ない。電話を切ったらまた雨が降り出した。

そのまま坂を下りて北へ少し歩き、「かもめ荘」を見に行った。子どものとき家族で泊まった宿である。本当は今回泊まろうと思ったのだが、オフシーズンのため観光客の宿泊は受け付けていないとのことで諦めたのだった。「かもめ荘」の外観は全く覚えていなかったが、島ではかなり新しくシンプルな建物だった。見たから何というものでもないが、やっと会えたねという感じで写真だけ撮った。

急にやりきった感が溢れてきて、時間も時間なのでフェリーターミナルへ引き返した。途中、地元のおばさんが道端の花の写真を撮っているのを見かけたが、めずらしい花なのだろうか。全然わからなかった。

フェリーターミナルに着いてすぐ乗船し、15:50に出港。眠くならなかったのでネットやゲームをして過ごした。

17:45稚内到着。すでに真っ暗で、雨も降っている。その足で稚内駅の向こう側にある喫茶店「挽香」へ向かった。昨日スラッピージョーで満腹のあまり諦めた、目的地のひとつである喫茶店だ。

ずいぶん暗いお店だなと思って近づいてみると、なんと休みだった。窓に貼られた紙には「店主入院のため当分の間臨時休業とさせていただきます」とある。ネットで見たご主人へのインタビューがすごく良くてお会いしたかっただけにショックで、早く治ってほしいと思った。※11月にオープンしたとのこと!

soyaparty.com

駅のセイコーマートで納豆巻きを買ってホテルに帰り、コインランドリーの順番を待ったりあるものでご飯を食べたりしてのんびり過ごした。

間違って大事なスウェットを乾燥機にかけてしまいあわや縮むところだったが、大丈夫だった。

漢検1級に思考停止

ノリで漢検1級に申し込んだ。5000円もした。

難しい言葉を覚えたら楽しいかなと思っただけだったので、受検そのものは記念みたいなものなのだが、購入したテキストを見て思考停止した。

完全にマニアの力試しである。受検のするしないに拘らず、そう簡単に覚えられるラインナップではなかった。

申し込んだ後で調べてみたら、対象漢字は6000字で地名や古典も含み、ボーダーラインは80%、合格率は約10%。

だいたいこんなの申し込み開始日を過ぎてから勉強を始めたこと自体が間違いで、普段大して漢字に関心のない者が付け焼刃の知識で冷やかしにいくべきではない。漢字への冒涜である。解答欄に何も書けなくて時間を持て余すに決まってる。

 

今更あとに引けないのでとりあえず小学生向けの漢字ノートを買ってみた。

まだ1文字も練習してない。

ずっとなんか食ってる

ニートになってからずっとなんか食ってる。

朝起きて納豆ご飯をたべるのはいいとして。

ままどおる食べたり。

カナダ土産のチョコ食べたり。

カルピスの原液を牛乳で割ったやつを飲んだり。

おしゃぶり昆布食べたり。

おせんべ食べたり。

昼にはまた納豆ごはんかバターだらけのマッシュポテト。

そのままちょっと昼寝するか近所の喫茶店でケーキと紅茶。

夕飯の買い物してきたついでにサラダをフライング。

止まらなくなって結局なくなるまでサラダを食べ続ける。

そして夕飯にまた納豆ごはん。

旦那が帰ってくるころには食欲が終わってる。

 

思えば会社員してたときも引き出しにいつもなんか入っててずっとなんか食ってた。

つまり仕事に関わらずいつもなんか食ってる。

仕事まじでどうしよう

このまえも書いたが、正社員か非正規社員かでハゲそうなほど悩んでいる。

いま、応募した企業の選考がいくつか進んでいるのだ。

とりあえず雇用形態は無視し、仕事内容やアクセスの良さで選んで応募したのだが、ここにきて内定を複数もらえた場合どっちにするか決められないことに気付いた。

正直今現在は本当にどっちでもいい。強いて言えば月収が出勤日数に左右されない正社員の方がお得というぐらいか。

問題は子どもができたときだ。産休育休とれるのか。また社会人復帰できるのか。家庭と両立できるのか。

金銭面でいえば、旦那の収入で生活できないわけではない。とはいえやっぱり経済的な余裕はあるに越したことはない。だから手当がしっかり出てなおかつ復帰がある程度保障されている正社員は助かる。それに復帰できなかった場合、子どもが大きくなってきたときに社会から置いてけぼりになっている自分を思うとけっこう怖くもある。

だけどフルで働いているせいで、家族にとって怖い存在になるのも怖い。正社員で働いていたら間違いなく家でイライラする。ネットで検索してみても、専業主婦になってから家族に優しくできるようになったという人は案外多い。専業主婦ではないにしても、仕事と家事と育児のほかに自分の時間を持てる非正規社員も捨てがたい。

人生なにが起こるかわからないけどそれを全部カバーできる方法はなかなかない。なにを優先するかを決めてそのための選択をしないといけない。

産休育休がもらえて復帰もかなう非正規社員が見つかればいちばんいいかな。