結婚してるというだけで退職を正当化できる
仕事を辞めて3週間がすぎた。
仕事をしていなくても、結婚してるというだけでなぜかニートではない。たしかに家事くらいはしているけれど、子供もいないし介護もなくてほとんどニートと同じなのに、誰にもなにもいわれない。早く働けという圧力がないし、日中どんなに怠惰にすごしていても怒られない(というかバレない)。
新卒で入った会社を1年で辞めたときは、まわりの大人や友達から大バッシングをくらった。よく知りもしないで「1年しか耐えられないならどこへいっても同じ」とわかった風に語っていた人たちはなんだったのだろう。他は全然同じじゃなかった。ウソのアドバイスはよくない。
たぶん日本は終身雇用の文化が長かったから、そういう適当な一般論が横行しているのだろう。辞めないことが正義だと思っている人が多くて気味が悪い。退職するとその背景を問わず集中攻撃が待っている。もちろんあんまり闇雲に仕事を辞めると本人が苦労するだろうから、ある程度のアドバイスは必要かもしれないが。
今回はただニートをやってみたいというきわめて不精な理由で退職したのに、妻という肩書きがあるだけで本当に世間はやさしい。いまこの立場を許容されればされるほど、辞めたくないけど自分を守るために仕方なく退職を決めたときの自分、そして周りの誰にも理解されずに責められてばかりだった自分がかわいそうでならない。
「新人のくせに」「女性だから」「結婚してるから」みたいな属性によって許されたり許されなかったりするのって本当に嫌だ。
退職や転職については思うところがいっぱいあるのでまた今度愚痴をかきたい。