いげ日記

外出の記録その他

SNSで私事ですがっていう人

私の世代だと結婚・出産報告がとにかく多い。

そしてSNSに書く人も多い。

実際それはとても便利である。私が結婚した時も、直接に連絡すると返事をしなきゃいけなくなって相手に面倒をかけると思ったので、SNSで雑に報告してしまった。

 

しかし私がどうしても気になってしまうのは、「私事ですが」と妙にへりくだって始まる投稿である。

会社など公の場であれば適切な前置きだとは思うが、個人のSNSって本来私事を好きに投稿するものではないのか。

それに自分の報告とほかの投稿の差別化を狙っている感じや祝福の言葉を催促する目的が透けて見える気がしてうすら寒い。

しかも本当に私事だと思っているならできるだけ簡潔にあくまで報告にとどめておけばよいものを、そういう投稿に限って馴れ初めや意気込み、結婚式の感想などを延々と書き連ねてある。

 

もちろん私はSNSを利用するにあたり「嫌なら見なければいい」を前提にしている。友人の結婚や出産を素直に祝う気持ちもあるし、既婚だからべつに嫉妬もない。

ただなんとなく、「私事ですが」の背後にある矛盾が気になってしまって仕方がないのである。

 

おわり