いげ日記

外出の記録その他

10/8 函館①

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北見から旭川への移動で体がそれはもうバキバキになっていた。旭川駅に入っている「てもみん」で肩を揉んでもらったりイオンでパンを買ったりしたあと、「スーパーカムイ」で札幌に出た。さらに「快速エアポート」で恵庭に行き、そのまま祖母の家に2泊した。

 

10/8の朝、恵庭を出た。ばあちゃんがわざわざ呼んでくれたタクシーで駅に行き、7:58発の汽車に乗った。南千歳で10:20発の特急「北斗」に乗り換えた。

本当はもう1本遅い特急に乗るつもりで、前日に恵庭駅で指定券を取ろうとしたのだがすでに満席だった。初めに対応した駅員が不親切でただ満席ですと伝えられただけだったが、別の駅員さんにそれに近い時間で空いている座席はないかと聞いたら臨時列車の予約が取れた。

途中の停車駅の名前を聞くたび、子供の頃家族で何度か乗った「北斗星」を思い出して懐かしかった。ただ当時は夏休みにしか北海道に来なかったので、寒くなりだした季節にここを通るのはちょっと新鮮だった。

12:06に函館に到着した。土曜日だからか改札を出ると人がいっぱいで、ひとまずベンチに座って今日の予定を立てようとしていたのに座れなかった。改札を出て左に進んだところに観光案内所があったので、そこで歴史関連の観光資料を手当たり次第もらって外に出た。学生時代歴史が大嫌いだった私だが、数年前に読んだ浅田次郎の「輪違屋糸里」をきっかけに幕末の人物やエピソードにすっかりハマってしまい、戊辰戦争終焉の地である函館は歴史をテーマに歩きたいと思って来たのだ。

函館は雨が降っていた。とりあえず座って落ち着きたかったしできればお昼も食べたかったので、駅前の通りを見まわしてプロントを見つけ、迷わず入った。ペペロンチーノを食べながら新選組の史跡めぐりができる地図をいくつか物色したものの、結局は駅前から出ているバスで五稜郭へ行くことに決めた。ガイドマップ片手に徒歩でいろいろ回ろうと思っていたが、夕方には新幹線に乗らなければならない上にこの雨なので億劫になり、王道の五稜郭に絞ったのだった。

プロントを出て信号を渡り、乗換案内アプリを見ながらバスセンターで調べた乗り場に行くと、もうバスが来ていた。駅を発車した時点での乗客は自分ひとりだった。「蛾眉野」行きというその路線バスは、函館の市電と並行して走った。だんだん乗客が増えてきたころ「五稜郭」停留所に到着し、バスを降りた。

そこは普通の街なかで、auショップの前だった。

つづきは次回。