いげ日記

外出の記録その他

逃げるような買い物

結婚してからもずっとひとり暮らし向けの冷蔵庫で頑張っていたのだが、いよいよ限界を感じた私は、今日満を持してヤマダ電機に行った。

初売り期間の三連休だからか、客だけでなくスタッフの数もやたら多かった。サイズや容量、ほしい機能などを踏まえて目星をつけた冷蔵庫たちの型式を控えてきたのだが、メーカー名や型式を確認しているだけで店員がどんどん寄ってくる。

店員たちはすぐには話しかけてこないものの、歩き回る私と一定の距離を置いて少しの間尾行したあと、それなりに真剣に見ていることを確認すると横からヌッと現れて聞いてもないことを一方的に説明し始める。

冷蔵庫売り場だけでも店員が10人以上いるようで、ひとり断ってもまた別の店員がすぐに近づいてきて実に鬱陶しい。私だって買う気で臨んでいるのだからそれなりの判断基準を持ってきているわけで、その上で店頭の価格を見てスペックとのバランスをじっくり比較したいのに、話しかけてしまってはそういう作業に取り掛かることができない。つまり邪魔である。

たくさんいる店員から逃げるようにして冷蔵庫をチェックするのはかなりストレスがたまる。そんな努力もむなしく神出鬼没な店員たちに何度も捕まっては断った。

あまりにしつこいので話を聞いてみると、店員はやたら今日購入を決められるのかを確認したがり、独断では買えないので持ち帰って少し検討したいと言うと急に冷たくなるのでなおさら腹が立つ。売りたいのはわかるが自分から話しかけておいてそれはないだろう。失礼極まりない。もらった名刺を見たら主任と書いてあったのでなんだか呆れた。

結局うるさすぎて嫌になり、カタログだけもらって帰った。もう行きたくない。

ヤマダ電機は今日、見込み客をひとり失った。